2020/04/24 17:42
ものづくり力の高い日本。
日本には、世界のメゾンから生地や素材の指定工場になっているメーカーさんがたくさんあります。
実は、パリで買った高級ブランドのその生地!日本製です。
と言うのがたくさんありますね。ここ第一織物さんも、その1社です。
超高密度織物の研究開発製造をする第一織物は、福井県の会社です。
きっかけは、帝人(株)(だけじゃないTEIJIN!のあの会社ですね)から依頼されたスポーツウェア用テキスタイルだったそうです。第一織物の高密度織物は防水・防風の機能に秀でていて、それをファッションへ転化して販売し始めたのが、ファッションテキスタイル事業のスタートだったそうです。ですが、スポーツに必要とされるテキスタイルは機能重視だったので、ファッション関係者を満足させるために試行錯誤が繰り返されたそうです。
大変な開発に労を要した結晶が、かつてないアウター用テキスタイル。
超高密度織物でありながらもハリとコシがあり、一方でやわらかさとしなやかさを備えた織物。
平織でありつつ、経糸の特性が強調された生機が生まれました。
これがDICROSの原型だそうです。その後様々なバリエーションなどが出て、
DICROSはある有名ダウンジャケットブランドに採用されて、“羽の抜けないダウン”を実現したことで世界的に有名になりました。
ガシガシ日常に使えるバックにしたかったので、軽く丈夫で質感もいいとういうのが、前提条件でこの生地にしましたが、なんとなく化繊のバックの使い続けるとあのダレてくる感じがいやだったので、この生地さらに手を加えました。
ポリエステルコットンをボンディング加工してエアリーな風合いと独特のハリ感、そして強度と裏抜けしてこない肉厚感を実現しました。
化繊でありながら、上質な綿花を使用したコットンをおもわせるような肌触り、風合いやフィーリングが出せたと思っています。
やわらかな感触と張り感があり、型崩れを防ぐだけでなくシワになりにくい。
カジュアルながらに見た目にも上品さがあります。
長く、愛用してもらえたらさらにこのこだわった部分を感じていただけるのではと思っています。
staff:市澤
「DICROS(ディクロス)」を使用した製品はこちらからご覧いただけます。
ブラック・ネイビー・カーキを基本とした 『standard series 』
カラフルな色使いが印象的な『 La couleur series 』